こんにちは。井上です。
ほとんどの事業で集客は必要で、集客がうまくいけば経営の80%はうまくいくと言われています。
そんな集客についての考え方は以前の記事でご紹介しました。
集客に対する考え方が分かり、集客のための広告を作った後はそれを市場にリリースしていかなくてはいけません。
市場にリリースする際には
・お金を使ってポスティング業者に頼む
・お金を使ってPPC会社にウェブ広告を頼む
・自分でチラシをポスティングをする
・エキテンなどのポータルサイトの有料契約をする。
などがあります。
この際、現状のステージによって判断を間違えずどのように動いていくかを決めていかなければいけません。
開業初期のまだ顧客が少ないステージ
開業初期は、顧客が少なく時間にも余裕があるものの、資金が少ないケースが多いと思います。
この時期のお金の使い方には注意が必要です。
顧客が少ない焦りから、何十万とかかる業者と契約をしたり、高いポータルサイトと契約をしたりする人が多いように思います。
それで結果が出なかった場合、キャッシュが早めに底をついてしまいますし、その不安から悪循環になり、さらに無駄な行動に出やすくなります。
この時期は、時間がたっぷりとある為、どんどん自分の時間と体力を事業のために投資していきましょう。
まずは無料でできるものや安くできるものからテストをしていきましょう。
チラシは安くできますし、自分でポスティングをすればタダですみます。
ポータルサイトも無料のものは使い倒しましょう。
そこで得た気づきや結果をもとに有料のものにシフトしていくのがベストです。
例えば、「〇〇町から反応がよくあるな」とか「〇〇町はリピートしてくださる方が多い」などがだんだんと分かってきます。
※数字としてデータを残しておくことが重要
これが分かれば、ポスティング業者に〇〇町だけ毎月お願いする方が効率がいいなという判断ができます。
もちろん必要なお金の投資はあると思いますが無理は禁物です。
顧客が増えてきて自分の時間が少なくなってきたステージ
お客さんが少しづつ増えてくると、自分がどんどん忙しくなってきてポスティングに行く時間や集客のために使える時間が少なくなってきます。
この辺りになると少しづつお金をかけながら、ネットの広告を運用したり、ポータルサイトの有料契約をテストしたり、HPにお金をかけたりしながら反応を見ていきます。
インターネットでの集客ができてくると、自分が寝ている間にも24時間自分の代わりに営業マンとして働いて集客をしてくれます。
そして毎月数字を記録して効率のいい広告を絞りながら、自分の時間をしっかりとお客さんの為に使って行くことが重要になります。
この際にしっかりと見て欲しい数字がLTV(顧客生涯価値)とCPA(顧客一人獲得単価)です。
LTV(顧客生涯価値)とは?
LTVは、お店によって違いますが
総売上➗顧客数で出すことができます。
例えば、年間の売り上げ100万で顧客数が10人であれば、一人当たりの年間平均LTVは10万円となります。
つまり、自分のビジネスでは一人当たり年間10万円を使うということがわかります。
CPA(顧客一人獲得単価)とは?
CPAは、お客さんを一人獲得する為に必要な金額のことです。
広告費➗新規数で計算できます。
例えば、月10万円の広告費で10人新規が来ていれば
CPA(顧客一人獲得単価)は1万円となります。
この2つの数字が分かることで一人のお客さんを呼ぶ為にいくら必要で、そのお客さんを呼ぶことでいくら利益になるか?が分かります。
先ほどの例だと
1万円で1人呼べて、年間LTVが10万円ですので、年間の利益は9万円になります。
これが分かれば、広告費を増やしていっても利益が出ることが分かるので積極的に投資をする判断ができます。
まとめ
ここまで集客にお金を使うか?時間・体力を使うか?について書いて来ましたが、ここは本当に間違えてほしくないと強く思っています。
ステージによって、お金に働いてもらうのか、自分の時間を使うのか判断していかないといけません。
自分の時間ばかりを使っていてもダメですし、数字を考えずにお金をドブに捨てるのももったいないです。
しっかりと計算をもとに集客・広告をしていきましょうね!
何か質問などあればご連絡ください。
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